イトウキタルのoutdoorをknockする!!

はじめまして、 3年前まで東京の自動車メーカーで海外営業をしておりましたが、 退職し私の生まれの岐阜県中津川市に戻り、 カヤックで自然を体験する教室をゴールデンウイークから開校しました。 カヤックに乗りながら自然の風・波・季節の動植物と触れ合い、 大人から子供までが参加できるような教室にしていこうと思います。 また、環境保全にも取り組むような教室にしようと思っています。 是非、これからいろいろ交流させて頂きたくご依頼申し上げます。 宜しくお願い申し上げます 名門カヤック大学 伊藤

2016年02月

今日は、雨のおかげが、
とっても暖かい1日ですね。

外に出てみたら、梅の花が咲いてましたので、写真をパチリっと。


『東風吹かば  匂いおこせよ  梅の花、
                            主無しとて  春を忘るな』

菅原道真の有名な俳句ですね。
春の暖かい東風が吹くようになったら、梅の花よ、花を咲かせて香りを届けておくれ。私(菅原道真)がいなくても、春を忘れないでいておくれ。と歌ったとされています。

菅原道真と言えば、 学業成就として様々な天満宮で祀られています。実はもともとは低い身分でしたが、学問に優れていたため、右大臣にまで出世しましたが当時の左大臣の藤原時平からその有能さから嫉妬され、あらぬ罪で大宰府に左遷させられました。 その時に、梅が大好きだった菅公が京都の紅梅殿の梅に向けて詠んだ歌とされています。 

実は、昨日は岐阜県の私立高校の高校入試でした。
もしかしたら学業の神様(菅原道真公)が、受験生に向けて花の香りにのせて、
『頑張れ』『よく頑張ったね』と応援しているのかもしれませんね。

http://ktr6065.wix.com/kayakuniv

今日から2月です!!
2月のイベントと言えば、
そぅ、やっぱり バレン……ではなくて!!

日本古来から、冬と春の季節の分かれ目!!そう、節分です!!

本来、節分とは、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを言い。節分とは「季節を分ける」ことをも意味しているそうで本来は年間4回あるんですよ。
それが、最近では一般的に立春 毎年2月4日ごろを指すようになったんです。どうやら、江戸時代頃からそうなったそうなんです。

季節の変わり目には、邪気(鬼)が生じると考えられておりそれによって体調を崩したり病になると信じられており、その邪気(鬼)を追い払うための悪霊ばらい行事が執り行われる。
平安時代頃の「追儺」という風習な元になっているそうなんです。

確かに、季節の変わり目って、気温が大きく変わるので体調を崩しやすい時期ですよね、そのある意味どうしようもできない季節の変動からくる病を、いにしえの方々はその恐怖心から鬼の仕業と言ったのかもしれませんね。

一般的には「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆(炒り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。また、邪気除けの柊鰯などを飾るという日として伝わりますが、

調べてみると節分の風習って地方地方で異なっていて、

例えばこの岐阜県の瑞浪市の鬼岩では、800年ほど昔、この岩山に関の太郎という鬼人が住み、近郷近在の住人や東山道を山越えする旅人に悪業の限りを尽くしたので、御白河法王の命を受けた纐纈源吾能康公に依って誅伐されました。その名と岩がいっしょになり「鬼岩」となり、"恐ろしや次月の里の鬼すすき"の古句が今も伝えられています。という怖〜い話が残っています。
なのにですよ、実は鬼岩では節分で『福おにまつり』という「関の太郎」が福鬼としてよみがえり厄払いをすると云われている。鬼が福を運んでくるため、豆を撒く時の掛け声が通常とは異なり「鬼は内、福は内」というイベントをやるんです!!

えっ、おいおい……!!
矛盾してないかぃ?って思いませんか?
でも、この『鬼は内、福は内』という掛け声全国各地で至る所で残ってるんです。

ここで、改めてふと思う。鬼って何だろうと……
もしかしたら、鬼は人の未知なるものやどうしようもできないものを怖がる心が作り出したのではないかと……
もちろん、最初はモデルとして『関の太郎』や『難破した船から流れ着いた異人が岩場に隠れてワインを飲んで顔を赤くしたのが赤鬼』とか『源平合戦で流れ着いたなんとか』とかあったんだと思うんです。

それが、長い年月を経て、
天候や病などの、どうしようもできない恐怖は鬼の仕業として、
子供の近くと危ないような岩場や崖にも、あそこには鬼が潜んでいるので近づくんじゃないと言って聞かせるようになり、悪いことばっかりやってると鬼になっちゃうよとか鬼に連れてかれちゃうよって子供に聞かせたのではないかと……

そう思うと、鬼はむしろ、反面教師や必要悪であり、生活に密着した生活を守る門番のような、田舎によくいる頑固なおじいちゃんのようなそんな、生き生きとした姿が浮かんでくるんです。実は、一部の方からはとても感謝される存在だったのではないかとすら……そうなると、私は鬼を嫌いにはなれない、むしろ、愛すべきキャラクターにしか思えなくなるんです。

よく考えたら、
『鬼ごっこ』もそうですよね!!鬼ごっこは、鬼を交代するから楽しいんです!!鬼は自分であり友達でもあるんです!
今でも世の多くの人がそういう風に使ってますよね、『鬼嫁』とか、鬼嫁っていう方の大半はその方に愛情があると私は思ってます!!ですよね?笑。そう信じてます!!笑

今年の節分はこの掛け声でやろうかな!!
『鬼さん!こちら、手の鳴る方へ〜〜♬』

図転載元、葛飾北斎画:『北斎漫画』
『節分の鬼』豆撒き

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